ベトナム商工連盟、2024年版PCIランキング発表/ハイフォン市が初の首位、ホーチミン市は後退

ジェトロビジネス短信によると、ベトナム商工連盟(VCCI)は2025年5月6日、全国63省・市を対象とした「2024年版 ベトナム各省・市競争力指数(PCI:Provincial Competitiveness Index)」レポートを発表しました。企業のビジネス環境を評価するこのレポートは、今年で20回目の発行となります。

2024年のランキングで初めてトップに立ったのは北部のハイフォン市で、スコアは74.84点。これまで7年連続で首位を維持していたクアンニン省(73.20点)は2位に後退し、南部のロンアン省(72.64点)が3位に続きました。また、北部フンイエン省が初めてトップ10入りを果たしました。首都ハノイ市は前年の28位から24位へと順位を上げた一方、南部ホーチミン市は前年の27位から29位へと順位を下げました。

■行政改革がスコア向上に貢献——ハイフォン市の好評価要因とは?
ハイフォン市が高評価を受けた背景には、行政手続きの簡素化や外資誘致の強化、高度人材を活用したハイテク産業の推進など、実務面でのビジネス環境改善への取り組みがあります。特に「参入コスト」や「土地アクセス」などで大幅なスコア上昇が見られ、非公式手数料の抑制、地方政府の積極性、法制度整備といった分野でも改善が進んだことで、全体で7項目において前年を上回る結果となりました。

■評価項目と調査の概要——外資系企業の声も反映
PCIは、国内外の企業を対象としたアンケート調査をもとに、「参入コスト」「土地利用」「透明性」など10項目について、各省・市を総合100点満点で評価する仕組みです。2024年版調査では、計1万811社から回答があり、そのうち外資系企業は1,544社を占めました。外資の内訳は、韓国系が29.9%、日系が22.6%、中国系が13.2%となっています。

ジェトロビジネス短信
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/05/0d4bed77fbfc2a9c.html

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